house dbc –喜ばれるカフェのある生活–
美しさに佇む光景は非日常の旅先だけでなく、普段の生活にも潜んでいます。季節で変わる雲や木々の香り、思い出と重なる午後の光など、ふと我を忘れる一瞬を感じたことがないでしょうか?
【dbc】は敷地の特徴を活かすことで、そのような一瞬を発見しやすい住宅となりました。
例えば、夕暮れを見上げる屋根スノコ、ばんぺいゆ畑を眺めるテラスリビング。これらは住人がひとしきり家事を終えて、お茶を楽しむ小さなカフェであり、日常に潜む一瞬を発見する場所です。
生活の中で、実際に発見された一瞬は大切にされているようです。テラスリビングには白く塗られたイスやテーブル。玄関の額縁には、草花や工芸品が飾られており、住人の手で加えられた家具や草花が、その一瞬を際立たせようと置かれています。
美しさを感じながら想いに耽るひとときや、言葉少なに対話する時間を持つことができたならば、それは人生において特別な記憶となることでしょう。
南側正面より全景。
玄関より廊下とその先のばんぺいゆ畑を見る。
土間テラスには低い目隠し壁が配され、道路との距離感を調節している。
土間テラス、リビング、テラスリビング、ばんぺいゆ畑の関係性。
リビングよりダイニングを見る。
ダイニングでの昼食風景。
屋根スノコでのひととき。
テラスリビングでおやつの時間。
小さな和室だけはほの暗い。
夕食の支度を道路から見る。
残照を背に、屋根スノコの夕景。
廊下より夕食風景を見る。
house dbc –喜ばれるカフェのある生活–
場所:福岡県久留米市
プロデュース:アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社(ASJ)
設計:人の力設計室
施工:ASJ博多スタジオ 株式会社安成工務店
写真:TechniStaff
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